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2006年11月 3日 (金)

魁!!クロマティ高校

さて、今日はトラックバックのお題にでも答えてみましょうかってんで、テーマは好きな漫画。最近は活字の本(もっとましな名称がある気がするけど思いつかない)に流れつつあるのですが、それでも私の中で絶大な人気を誇るのが「魁!!クロマティ高校」です。

普通にGTOや湘南純愛組などの藤沢とおる作品も好きなんですが、やっぱりここで紹介するなら正統派よりもシュールだろう、ということでクロマティの方を推薦します。

ジャンルは脱力系漢気漫画。http://www.shonenmagazine.com/works/kuromaty/で第一話が読めるので、それで大体どんな感じの作品か分かってもらえると思います。

とにかく作者の野中英次にまったくやる気というものが見られないところが魅力です。アニメ化された時も放映日時をすっかり忘れて見ないなど、自分の作品への思い入れや愛着のなさにはもう頭が下がります。まああんなフレディとかゴリラに思い入れがあっても怖いですが。

作者がそんな感じなので、どこがどう面白いのかを真剣に語る事自体が作者に対する冒涜ではないかと思えてきます。ある意味作品そのものよりも全体のやる気のなさ、どうでもよさに惹かれている部分のほうが大きいのかもしれない。そんなどうでもよさが魅力なだけに、私がここで真剣に分析するのも魅力を損ねてしまう恐れがある。決してめんどくさいから言っている訳じゃありません。

野中英次という人間の神懸り的なやる気の無さに触れてしまったら、もう真剣に語るなんてことはバカらしくてやってらんない、って感じなのです。作品の魅力を損ねない程度にざっと説明すると、キャラの入れ替わりは非常に早い。例えば第一話の山本なんかは、この先もう一切出てこないし。使い捨てのキャラが非常に多いですね。神山さえも主人公なのに途中ぱったり出なくなったりしますし。

神山は第一話ではまだ不良に虐げられている感じですが、話が進むにつれて、どんどんたちが悪くなっていきます。進級して後輩ができてからの神山の横暴ぶりも見所の一つ。

この漫画自体マガジンの読み飛ばす漫画第1位などに選ばれつつも妙な所で活躍していて、テレビ東京でのアニメ化、プレステ2でゲーム化、なぜか実写で映画化、果てはフランスロケ(といっても自分達で行ったのではなく、普通に旅行していた知人に頼んで撮ってきてもらったらしい)で絵本を出版、など訳の分からなさ全開です。

おおよそ社会的には認知されないであろういい加減な漫画のくせに、講談社漫画賞なども受賞していて本当に不可解です。しかもアニメのオープニング曲は吉田拓郎だし。普通に凄い人じゃないですか。

唯一惜しいのは私がまったく野球に詳しくないために、クロマティやバース、デストラーデなど、野球選手から取っているらしい高校名が分からない、という事でしょうか。野球好きだったらよかったとこの時だけ思います。

それと、この漫画、野球選手のウォーレン・クロマティから自分の名前を勝手に使われた、ということで訴えられるというおいしい展開も。いいなあ、魁だなあ、とか訳の分からん事を思ってました。

実写版映画では、なんと私の愛するプロレスラー高山善廣も出演していて、私の好きなものはつながっていくんだ、と嬉しかったのを覚えています。板尾創路も出てるし。私の好きな人ばっかりです。しかし予定が重なり上映中に見に行く事ができず、今DVDを買おうとしている所です。いやもう上映から1年半ぐらい経ってるんですけどね。買おう買おうと思ってたらいつの間にやら。見たいなー。いかん、漫画の話じゃなくなってるし。

まあそんな感じで魅力満載なさきクロ(略です)ですが、一つだけ言わせて貰うなら、最後の17巻があんまり面白くないということでしょうか。いや、散々面白いとか言っといて(読み返したらそんな言ってませんでした)申し訳ないですが。でも全巻そろえた感想として、どう考えても最終巻が面白くないのです。

同じネタの続投が多い漫画なんですよね。ずっと樹海にいたりとか、ずっと新幹線に乗ってたりとか、ずっと地下のサルが喋る国にいたりとか。その設定とかキャラが好きな時はいいんですが、あんま好きじゃなかったすると、途中で多少だれるという事もまあ多々あります。だから最終巻も同じ感じで、バンチョーちゃんがあんまり好きじゃないもんで、そこら辺がいまいち…。

なんかひょっとして批判になってきてますか。いやそんな事はないんですよ、基本的にはとても面白い漫画です。ほら、だから全巻ちゃんと持ってるんであってね。フォローしなきゃ。まあそんないい加減を絵に描いたような漫画ですが、17巻もちょっとハードルを下げて読めばちゃんと笑えるんで、全巻買って読んであげてください。ってなんのキャンペーンだ。

私的には9巻が一番面白いと思われます。マスクド竹之内と林田のからみが全巻通して見ても秀逸です。あと四天王のくだりもなかなか。四天王なのに5人いるとか、全員メイクしてて入れ替わっても気づかなかったとか。もう伊賀ちゃんの独裁ぶりがツボで。四天王の方は全巻に点在しているので、買って読むのだ。

ということで、以上さきクロの紹介でした。お勧めという割には面白くない所を多々紹介するという勧める気ねえだろっていうこの感じも野中イズムです。たぶん。野中英次のやる気の無さを買ってやってください。それと前作の課長バカ一代もなかなか面白いのであわせてご覧ください。

なんかまだ書き足りない気もするけど、私の文才ではこんなもんでしょ、と納得させて、今日は終わりにします。それでは。

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