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2008年3月 1日 (土)

民意に対する侮辱

最近の更新頻度の落ち込みはちょっとあれですね。先月の記事なんて2つだけですもんね。しかも気がつけば身の回りのしょうもない話ばっかりでどんどん思想信条的な社会派ブログから遠のいてるような。どうも書きいい題材が見付からないのです。何でもいいから書き始めちゃえばいいのかなあ。

その流れで久しぶりに政治ネタでもと思うんですが、あの自民党の態度は一体なんなのでしょう。いかにして話し合いを回避し自分達の思うように進めるか、という事しか頭にない。先日のつなぎ法案しかり今回の強行採決もしかり、一体民意というものを何だと心得ているのか。支持率も低いくせに直近の民意を形骸化させる事に関しては本当に寸毫の迷いもないようです。採決をしようとしまいと結局再可決か自動成立だと分かっていて話し合いも何もあったもんじゃないというのは誰だって思う事でしょう。

曲がりなりにもあの議長斡旋案を飲んだという事は、党利党略によらない理性的な議論を参院できっちりやりましょうという合意だったはずですが、その参院での議論をまったく無意味なものにしてしまうような今回の強行採決はやはりどう考えても問題ありです。つなぎ法案もまったくセンスの欠片もない醜悪なものでしたが、その結果参院での議論の形骸化が問題になり、参院が一定の結論を出す代わりに法案は取り下げましょうという事になったのに、ここに来てまた同じことの繰り返しじゃあ何のための法案取り下げだったのか分からない。

少なくともこの間の選挙では民主党が勝ち直近の民意は現在参院にあるわけで、政権云々の話は衆院だというのはあるにしても、とにかく自民党は現在支持されていないのです。だとすれば今現在の民意の象徴である野党の意見を尊重し誠心誠意議論を尽くす、そのための審議時間を確保するというのは当たり前の事だと思うわけです。それをみょうちくりんな奇策ばかり用い、野党の頭越しに話を進めることばかりに腐心しているようではてんで駄目なんですよ。

選挙で負けても結局やっている事は何も変わってない。ねじれ国会は野党と与党が対等な立場で議論できるいい機会なのに、自民党の手法は両院で多数を占めていた時と何も変わらない。選挙結果を真摯に受け止めるなんて口先だけもいいところで、自分達の政策の無謬性を信じて疑わない傲慢さも、野党を話の分からない党利党略集団と決めつけ話し合いのための努力をさぼる怠慢も少しも改まらない。

野党第一党の民主党に対してそういう扱いをするということは、間接的に民意そのものを侮辱することだということになぜ思いが至らないのか。それは結局今の民意に影響力、重みってやつがないからです。選挙なんて所詮個人の高感度とマスコミが作った風で全て説明がついてしまう。自民党のやつらには所詮お前らは風で勝っただけだろうという民主党に対する驕りがある。民主党がバカにされること自体は私は一向に構いませんが、それは結局あの選挙の時民主党に入れた人達そのものが馬鹿にされ嘲られているということに直結するわけで、その民意のバカにされっぷりが私は悔しくて仕方がないのです。

自民党にあの参議院選挙の時国民は政策を見て民主党を選んだんだという認識があれば、あそこまで民主党を馬鹿にして参院での議論を形骸化させながら物事をポンポン進められるはずがない。あの選挙の時は年金記録問題があったから、閣僚の失言があったからで逃げれてしまう。自らの政策を省みる必要なんてないのです。なぜなら民意なんていうものは結局操作の対象としか見られておらず、自分達の政策やイデオロギーをどう発信しどうやって自分達に投票さすかという事には熱心でも、今現在の国民の政治に対する要望を吸い上げるということに関してはまったく無頓着だからです。これは民主党にも半分ぐらいは言えることですが。

しかし民意というものはそんな軽々しいものであってはならないはずです。なぜついこの間の選挙であそこまでの大差をつけて勝った民主党が国会審議の主導権を取れないのか。衆院では確かに与党が過半数を握っていますが、上述のように国民自身に私達は政策で民主党を選んだんだという意思があれば、その自分達が選んだ民主党と選ばなかった自民党とがどのような議論を経て政治を運営していくのかということをきちんと監視していれば、衆院だってその力で統制できるだろうと思うのです。この国会審議を国民は見ている。この間の選挙で勝った民主党を軽率には扱えないな。そういう当たり前の発想がなぜ生まれないのか。何度でも言いますがそれは国民自身が馬鹿にされていること以外のなにものでもありません。

私は民主党だって信用してないし民主党なんてどうなろうと知ったことじゃない。でもこの間の参議院選挙で民主党に入れた人達は一体何をやっているのかと思うわけです。自分達の力で参院であれだけの数を持たせ、やっと自民党と少しは肩を並べられる所まで来たかという所で、せっかくの民意の結果である参院での議論を形骸化させるようなつなぎ法案を出され、そういう予算案の通し方をされる。こういう時に怒り狂わなければいつ怒り狂うのでしょう。

入れたら入れっぱなし、次の選挙も風任せ。そんなんだからサミットも終わって総選挙って頃になればこんな強行採決のことなんか忘れてるだろう、となめられる。選挙の前しか相手にされない民意に成り下がってしまっているのです。そしてそれはもう少し範囲を拡大すればあの選挙に行かなかった人達も選挙権がない人達も他の政党に入れた人達もすべて、日本国民全員が政治家になめられているということなのです。そこには当然私も含まれてる。だから悔しいのです。腹立たしいのです。だれも与党の箍を締められない。選挙で勝ったのに。

これはもう政権を変えるしかないな、と思っても私は民主党には絶対入れないから、しばらくは一人二人のレベルでの党勢の拡大に一喜一憂する事になるでしょう。2大政党制なんてくそくらえです。私が悩むのは自民党か民主党かではなく共産党か社民党かです。よりまし論で民主党に入れれば私の思想が腐りますし、それに何より数の力の前に屈するのは私の人生の意義を潰すことにもなります。だから私は少数党を支持するんだ、という話はまったく関係なかったですね。

なんにしろ私にはまだ知識が足りません。政治をより深く批評するにはこの程度の知識じゃ話にならない。課題は山積している。日々精進したいと思います。それでは。

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