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2008年6月19日 (木)

過去記事発掘ぅ

気が付いた方もおられるかもしれませんが、右側に出てるカテゴリーを、増やしたり昇順を調整したりしてみた。ココログはカテゴリーの順番を好きなように変えるのに妙に苦労するんですが、なんとか解決。こんな方法があるんだって。

で一部イタい記事もちゃんとまとめて「できれば消したい記事」に。恋愛の話なんて何で書いてしまったのかと死ぬほど後悔している。今後あの記事たちの存在は間違いなくこのブログの足を引っ張る!どれだけ社会派っぽい事を書いたってあのチャラい記事が私の文章の権威を下げるんだわ、いや元からないとか分かりきってるんで黙っててください。

それでまあ、その中でも私の卑屈っぽさが現れててまあいいかな、というものは色恋の話に残し、救いようのなさそうなやつをできれば消したい記事にポイっとしました。

で、他にも色々見ているうちに下書きのまま眠っている記事を見つけたので、今日はそれを公開。それほど酷くない、というか昔の私いいこと言うじゃないか、とちょっと思ってしまった。恥ずかしい。

              2007年7月8日  「思い上がりスピリチュアル」 

江原さんって最近変わりましたよね。江原啓之。オーラの泉の。

オーラの泉は始まった当初は結構好きで、テレビ欄に丸をつけて毎週見てました。まだ23時台だった頃の話。知らない方のために番組内容をざっと説明すると、江原啓之と美輪明宏と国文太一が毎週ゲストを向かえ、そのゲストのオーラの色や前世、守護霊のことについて語らう番組です。

まずこの手の番組に対しては、スピリチュアルな事を信じるか信じないかという問題が出てくるので最初に言っておくと、私は結構信じます。江原さんのあの言い方を聞いているととても嘘を言っているようには見えないし、そういう力のある人なんだなあ、とは思ってます。

私が最初の頃なぜこの番組が好きだったかというと、それは江原さんがとても謙虚だったからです。上記のような守護霊や前世のこともそうですが、そういうこの世とは違う世界のことが見通せる力があって、様々なことが見えているのにもかかわらず、その考えをそのまま押し付けることが江原さんは無かった。あの人の言葉はその人その人の生き方や考え方を尊重した上で、こういう世界もあるんですよ、というあくまでも提示であった。昔はね。

一つ話を分かりやすくするために言っておくと、基本的に多くの人の考えや認識よりも様々なことを悟っている人間が、それをまったく理解していない人間ひとりひとりに一から説明をし続けた場合、思い上がりを伴わないケースは極めて稀です。あの人もその例に漏れず、何も分かっていない人間にオーラとはこうで、守護霊とはこうで、霊はこのようなものだ、と初心者向けに噛み砕いて説明するうちに、段々そんなことも知らないのか、だからそう言ってるでしょ、という気持ちが芽生え始め、やはり思い上がったと私は見る。

だんだんそちら側の世界、すなわち霊界での常識や当たり前とされていることを押し付けてくるようになりました。実はこうこうこうなんですよ、という説明口調は影をひそめ、だってそうでしょ、という断定にとって変わった。自分が知っている事が何にも勝る真理であり、霊界はこういう風になっているんだから、あなたもこうあるべき、と本人の在り方を無視した一方的なものになってしまったように私には見えるのです。

例えば、自殺は悪だとあの人は言う。自殺をしても救われない、死んでから苦しむのだと。なんか江原さんも最近優しくないな、と思い始めていた時に、このセリフを聞き、この人はもうダメだと私に思わせました。正直この人はなんて酷いことを言うんだろう、と。

今ある苦しみから脱したいと思った時に、死という方法しか思いつかない人がいる。死というものが最終的な心の拠り所になっている人もいる。何かあっても死ねば楽になれる、と思って現実に耐え一生懸命生きている人がいる。そういう人に対してたとえそれが真実だとしても、自殺したら死んでから苦しむんだよ、なんてセリフがよく吐ける。生きても地獄死んでも地獄ならその人は何を頼りに生きていけばいいのか。

私が知ってる番組が始まった時の江原さんなら、きっとこんなセリフは分かってても言わなかったと思う。自分が知っているスピリチュアルな世界というのはたくさんある思想や価値観の一つであり、苦しんでいる時になにかの役に立つこともあるかもしれません、というスタンスだったはずなんです、最初は。その人その人の在り方によって、オーダーメイドのようにその思想を噛み砕き、人を傷つけることは絶対に言わない。そういうやり方でこの人はものを言っているなあ、と思ったから私はあの番組を毎週見ていた。どんなにゲストがウザくても我慢して見たさ。

でもあの人は変わった。あんなに力がある人でも自分の思い上がりには気付けないのか。どんなことでもそれが全てってことはない。正義も真理も十人十色です。あの人の能力は確かにすごいけれども、それが何にも勝る超越的なものってことはやっぱりないよ。江原さんにとってそのスピリチュアルの世界が正しくても、唯一の真理でも、他の人には違う。そんなの信じないよ、という人もいればこの部分は分かるけどそっちの部分は分からない、という人もいるだろうし。やっぱり傲慢になったよなあ。

安易なこうあるべき論を振りまくようになってしまったオーラの泉。もう私は見れません。関係ないですが、美輪さんは最初からああいう考え方だったと思うな。江原さんが優しかったからバランス取れてたけど、江原さんがそっちに流れたらもう見れたもんじゃない。ああいう弱者に優しくない番組は大っ嫌いです。国文の今まで何の悲哀も知らずに生きてきましたよぉ、みたいな馬鹿ヅラも嫌い。全部嫌いです。いくら言っている事が正しくても、本人の今を無視した一方通行では意味がありません。昔はその人その人の今を汲み取って話すことができていたのに。

私はああやって思い上がるぐらいなら一生卑屈のままでいいや。人にこうあるべきなんてえらそうな説教たれるようになったら私の存在意義はその時点で消滅する。お前何様だよという言葉を一生自分に投げかけながら生きていきたいと思う。

この記事から1年ほど経過した今、江原さんがどうなっているかは知らない。ゲストがあまりにも嫌いなヤツばかりなので、最近じゃオーラの泉なんて見たこともなかったのです。「江原さんは今」企画もその内成立させます。

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テレビネタ」カテゴリの記事

コメント

こんな立派な記事が下書きのままオクラになっていたとは!
うーむ…自閉世界もがんばらなきゃなッ<(`^´)>

私は『オーラの泉』をゴールデン・タイムでしか観たことありません。だから江原サンなんてタダの香具師にしか見えません(笑)


>生きても地獄死んでも地獄ならその人は何を頼りに生きていけばいいのか。

これは大変重要な問題提起です。
スピリチュアル的には、地獄の苦しみに耐えて死んだ魂は“来世”ではラッキーな多数派人間に生まれ変われるらしいですよッ!


ところで、ココログのカテ並べ替えテク、参考になりましたッ!
さっそく試してみようかな♪

投稿: オールドニック | 2008年6月20日 (金) 18時39分

言葉を間違えました。「香具師」って「奴」の意味なんですね。

オデはてっきり「山師的な怪しい奴」って意味かと思ってました。

勉強不足でごめんなさいm(__)m

投稿: オールドニック | 2008年6月20日 (金) 18時54分

コメントありがとうございます。初の非商業コメンテーターですよ。

>こんな立派な記事が下書きのままオクラになっていたとは!

そんな風に言っていただけるとこのブログもネット社会の片隅で細々と続けてきた甲斐あったなあと思います。
感謝。

江原さんはねー、昔は結構好きだったんですけれど。なんだかどんどんああしろこうしろというのが増えてきた気がして、嫌になりました。

>スピリチュアル的には、地獄の苦しみに耐えて死んだ魂は“来世”ではラッキーな多数派人間に生まれ変われるらしいですよッ!

その幸せ先送り理論が大っ嫌いなんですよね。将来将来って…一体いつ幸せになれるんだ!と思ってしまいます。その人が「今」苦しいのはどうするんだ、と。

ある人にとっては死だって苦しみから逃れる画期的な方法なのかもしれない。それを悪だと言っていい人間なんていないはずです。生きるってそんなに素晴らしいですか、と聞いてみたくなります。


香具師って「奴」だったんですか!私も知らなかったです。なんか漠然と、話題を振りまく人とかわざと反感を買うようなことを書き込む「釣り」をやる人の事を言うのかな、と思ってました。スラングって難解。

投稿: ニヒリスト | 2008年6月21日 (土) 00時57分

>その幸せ先送り理論が大っ嫌いなんですよね。
>将来将来って…一体いつ幸せになれるんだ!と思ってしまいます。その人が「今」苦しいのはどうするんだ、と。

人間が運命的に「みな平等」であるならば、一生不幸せなのは不穏当ですね。
スピリチュアルという知識は、人間の運命が「なぜ不平等なのか」を説明しているように見えます。

因縁とか、カルマとか、いろんな説得力ある用語を使って「あきらめなさい」と諭しているような…(-_-;)

しかしこの手のプロテスタンティズムっぽい“自力本願”は、純粋な「運命学」ではないと思います。

独自のオカルト流派である“自閉風水”宗家の家元(笑)である私からいわせれば、江原はウソをついているとしか思えません。美輪明宏に至っては単に「説得力のあるカリスマ」ってだけでしょう。天草四郎だなんて…光市母子殺害事件の犯人じゃあるまいし!

投稿: オールドニック | 2008年6月21日 (土) 07時42分

ちょうど今さっき、オーラの泉をやっていたので見てみました。やっぱり気持ちが悪かったです。

昔はその人個人について控えめにスピリチュアルな見解を述べるだけだったのが最近じゃ人生訓みたいなものにまで手を出し始めて鬱陶しいことこの上ない。

ああいう人達が繰り出す「綺麗」な言葉の数々にはやられました。聞いているとドラキュラが太陽の下に引きずり出されたような感じになります。吐きそう。溶けそう。もう勘弁してください。

結局私のように人生とっ散らかった人間はあのようなスピリチュアルで幸せな来世てなわけにはいかないのでしょう。

でも江原さんの言っている事がすべて嘘とまでは思えませんね…。つまらない人生訓を捨てて徹底的な現状肯定に転換するまでは聞く耳持ちませんけど、あの人の言うスピリチュアル自体はほんとなんじゃないかな、と。

>スピリチュアルという知識は、人間の運命が「なぜ不平等なのか」を説明しているように見えます。

なるほど、不平等の説明ですか。そうやって牙を抜いて多数派にとっての人畜無害を作り出すのがスピリチュアルの役目なんですかね。

今ある不条理を全部すっ飛ばしてこうしろああしろと言われても、私は魅力を感じませんけど、それを心から信じて実行できれば幸せになれるのでしょうか。今ある苦しみに上から意味を与えてもらって生きることは幸せなんでしょうか。

自分の頭で考えずに苦しみから逃れられるというのは魅惑的ではありますが…。

投稿: ニヒリスト | 2008年6月21日 (土) 22時00分

>あの人の言うスピリチュアル自体はほんとなんじゃないかな、と。

だって江原サンの言うオーラって、守護霊(!)ですよォ(-_-;)

“そんなヤツおらんやろー”!


>多数派にとっての人畜無害を作り出すのがスピリチュアルの役目なんですかね。

多数派による社会的な陰謀というより、単なるカネ儲けなのでは?


>それを心から信じて実行できれば幸せになれるのでしょうか。
>今ある苦しみに上から意味を与えてもらって生きることは幸せなんでしょうか。

幸せにはなれます。ノーテンキな多数派を見れば明らかでしょう。
しかしワレワレ少数派は、真実でなければ安心できないんですよね。

「意味づけ」されたって、その話が単なる作り話であったなら、ワレワレはますます苦しみます。

経済的に自立するか、あるいは理解者に養われるか、そのどっちかしか
ワレワレが安心する道は無いのではありませんか?

投稿: オールドニック | 2008年6月22日 (日) 01時43分

>“そんなヤツおらんやろー”!

ま、まあそう言われればそうですけどっ。
それでも一時期「へー」と思っちゃったし、今でもそれなりの説得力は感じるし、全否定なんて私には出来ないんだ!


江原さんにいたっては金儲けってほどギラギラしたものは感じないんですけどね。
もしスピリチュアルが嘘だとしてもそれなりの善意には基づいてやってそう。
ま、だからなんだと言われればそれまでですが…。

>経済的に自立するか、あるいは理解者に養われるか、そのどっちかしか
ワレワレが安心する道は無いのではありませんか?

そうですね。まったくその通りです。幸せになれるのでしょうかなんて聞いちゃいましたが、
わけの分からないフィクションで救われるなんて事がありえないのは自分が一番よく知っていたのでした。

ちょっとの嘘もごまかしも許されない世界で生きているのですよね、私達は。

私は人生って何の意味も価値もないと分かっているのに嫌な思いまでして生きている
という一種のギャグだと思ってます。

「何で生きてんだろ、私」という自嘲が唯一の癒し。
それ以上の価値など与えられても困りますし、与えるのも無理でしょう。

真実でなければ安心できない、まったくその通りです。

投稿: ニヒリスト | 2008年6月22日 (日) 02時54分

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