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2009年10月20日 (火)

裁判員制度

前回記事の中で「調子はいいです」なんつって調子に乗ってたらその日の夜から気がふさぎ始め、その数日後には風邪を引いてしまった…。最悪だ。この国では新型インフルエンザの疑いがかかると犯罪者扱いになってしまうというのに。

そんな状態ですが、今回は朝日カルチャーの通信講座「「新聞コラムを読み考える」に提出したものを紹介します。(前回のはこちら)裁判員制度に関する記事でタイトルは「わかりやすい裁判の裏」です。

私は裁判員制度には反対です。その理由の一つは「国民に開かれた裁判を」と唱える一方で、その国民の一人であり裁判の主役でもある被告人についてはまったく語られずにここまできているからです。裁判で大切なのは被告人の利益を守ること、公正な判断を下すことです。国民に「分かりやすく」するために、一体どれだけのものが犠牲にされたのでしょうか。

その犠牲の第一はなんといっても、全体の7割が3日で終了するという裁判日程です。今まで何年も、長いものでは十年以上もかけていた裁判を、たった3日で審理するなど本当に可能なのでしょうか。政府は公判前整理手続きによって可能になると言っていますが、これは拙速な審理を招くという点で危ういものです。

今までの裁判が長かったのは自白調書の任意性など、証拠とされるものの信用性が法廷の中で争われてきたからです。確かに言った言わないの水掛け論になることもあり、裁判が長すぎるとの批判もされてきましたが、ある意味では健全であったと言えます。

しかし公判前整理手続きではどうでしょうか。私たちは事前に検察、弁護士、裁判所による手続きで証拠として認められたものしか見られず、その限られた情報で被告人の人生を左右する決断を下さなければならないのです。しかも迅速な審理のためと称して新たな証拠や証人も基本的には認められません。実際の裁判では後から新たな証拠が見つかって真実が明らかになることも少なくないのに、裁判員の都合に配慮するあまり追加の主張も認めないのでは何のための裁判か疑いたくなります。

この制度に関しては「とりあえずやってみて悪いところは直せばいい」という主張もよく耳にします。しかし「とりあえず」で人の自由を、人の命を、奪っていいのでしょうか。裁判員制度は全面的に見直されるべきです。

という感じ。裁判員制度の問題点はほかにもたくさんあるのですが、800字という制限があるので、公判前整理手続きに絞って書いてみました。

気になる評価はなんと「とてもよく考えられており基本的には直すところが見当たりませんでした」というもの。敢えて直すならばと多少の「提案」はありましたが、「修正」はほぼありませんでした。

基本ができているということはそこからいくら逸脱してもいいということ。講評には私の文章に対して、喋り口調に近くやさしいのが特徴なのでそこを伸ばしてください、みたいなことが書かれていたのですが、そんな文章ばっかり書き続けたいわけでは当然ない。

こういう基本を押さえた人畜無害な文章もそつなくこなせることが分かったところで、どう毒を入れてふくらましていくかが問題です。

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2009年10月13日 (火)

近況報告

なんだか最近ここのコメント欄を見る時によその掲示板を覗いているような乖離を感じる。面白そうなのでなんとなくお気に入りに入れてたまに覗いている場所、みたいな。まあ記事もろくに更新しないでほっといてるからそんなことになってしまうんでしょうが…。以下最近の出来事の羅列(もう一カ月近く更新が滞ったことをいちいち前置きするのはやめますのであしからず)。

①BSアンテナつけた。

事の始まりはBSデジタルが見られるようになるだろうと信じて疑わずブルーレイレコーダーを購入した一月。しかし、見れない。分波機を買ってきても見れない。アナログのBSは映ってるのにおかしいなぁと思いながら自分の団地の管理組合的なところに聞きにいくまで半年を要し、やっとのことで聞きにいってみたら実はそもそもBSのアンテナが存在していなかったのです。

そういうことはすべてケーブルテレビに一任しているらしく、アナログのBSが映りこんでいたのはケーブルテレビがそこは金を取らずに送信していたせいだった。それでケーブルテレビの契約を勧められて帰ってきたのですが、ただで見られるはずのチャンネルに金を払うのは癪だし、せっかくのブルーレイレコーダーで直接受信も録画もできないなんて煩わしいことこの上ないしでアンテナつけた方が早くない?という話になって(って考えたのは全部私ですが)、電気屋の下見をしているうちにスカパーは1チャンネル単位から契約できることが分かりそれもいいな、なんて言ってるうちに余計にハードルが上がってしまって、アンテナを取り付けてスカパーe2を契約したのはこ間というわけ。あぁ長い。

余談ですが、私の行動力の欠如、人と口をきくことに対してのへたれっぷりは尋常でなく、上記の工程のほぼすべてに母を連れまわしたことは明記しておきます。

で、私が契約したチャンネルは朝日ニュースターとヒストリーチャンネルとサムライ2です。サムライ2というのはプロレスチャンネル。これで地上波のクソ番組とはおさらば、というわけで来る日も来る日もドキュメンタリーとプロレスばかり見ています。仕方なくつけていたつまらない番組を見ずに済むようになって生活の質が向上しました。よかった。

2、らでぃっしゅぼーやを取り始めた。

らでぃっしゅぼーやというのは野菜を中心とした宅配サービスで、まあ分かりやすく言えば生協のようなものです。私は今の時代は消費者もモラルを問われる時代だと思っていて、例えば安いからとか、いつも買っているからという理由で消費しているものが別の国で紛争の引き金になっていたり、劣悪な労働条件で働く人々を生んでいたりする。消費というのは自分が望む世界を目指すのに一番手っ取り早い方法だと思う。そんなことを考えてコーヒーやチョコレートはフェアトレードを選んでいたりしたんですが、それが高じてこういうものを取り始めました。

野菜が毎週セットで届くので最近は割と頻繁に自炊をするようになりました。それもあって最近はとても生活の調子がいい。私自身「今日はロールキャベツに挑戦しました♪」とかいって写真をアップしたりするタイプの人間ではない、どころか気分がよくてもどこか文体が暗いので伝わりづらいかもしれませんが、調子はいいです。それに気分が悪いと筆が進みますが、気分がいいと「別に書くことは何も…」という状態になるので余計ですね。

3、早朝バイトを週4日から5日に変更

8月の半ばぐらいから日数を増やしています。増やしてみたら別になんてことはなく、まあ若いのだなぁと思いました。つくづく恵まれてると思うのですが、最近は仕事なんてむしろちょっと楽しいぐらいです。最初こそ右も左も分からず死にたい思いでしたが、今じゃだいぶ慣れてきてミスをしても何とも思わなくなりました。…まあ根が真面目なので何とも思わなくなったと言ったら言い過ぎかもしれませんが、以前ほどつまらないことを気に病まなくなったというか、かなり図々しく精神衛生上も問題なく働けてます。

ただそれが職場にいる人がみんながいい人だからなのかと言えば断じてそんなことはないと思います。結局入ったタイミングとかいる人たちの力関係とかでいじめられたり嫌な思いをしたりということがあるんだろうと思うので、私はたまたま被害のないタイミングで入り、被害のないポジションについただけ。現に私が以前このブログで触れた「おもしろそうな人」は状況があまり思わしくないんだもの。あれから私の方から話しかけるでもなく遠巻きに眺めていただけなんですが、その人が一切真面目に出勤してこないということもあり、最近では陰でいろいろと言われ始めている様子。

普通のフルタイムの仕事ならいざ知らず、早朝の3時間だけの仕事です。人数が少ないなら少ないなりに回せるんだし、「何か事情があるのかな」ぐらいの想像力をもてないものかと私は思うのですが、一般の人にそんな寛容さを求めるのも土台無理な話なのであった。年も覇気のなさも私とそう変わらない彼が良くない状況にあるのをみると「やっぱり私はたまたまだ!」と実感するのです。とりあえず真面目に通っていることが奏功しているとしてもね。

世間の人間はその人が何をしているかを重視し、私はなぜそうしているかを重視する。今回のことで言えば、多くの人は「ちゃんと来ない」という事実でその人間を判断し、私はなぜ来ないのかによって判断する。理由を考えるって当たり前のことのようでこの国では流行らないみたいね。世間のジョーシキがあれば想像力なんて必要あ~りませ~んというわけか。ま、そういう人間を変えようとするより軽蔑しながら勝手に生きた方が楽ですよ。私は世の中の人に理由を考えてもらいたい段階なんてとっくに超えちゃってるし。ほっといてくれればそれでいい。…4日から5日に増やした話が関係あるのは最初の数行だけ。箇条書きにした意味がなーい。

4、次回予告

裁判員制度の記事を待ってる方もいるようなのでさっさとあげてしまいます。それを出す前にこの記事を書きたかったので遅くなりました。別に前後関係があるわけでもなんでもなく、やりだしたことを終えてしまいたかっただけなのですが。裁判員制度の次は新型インフルエンザの馬鹿騒ぎについて書いてみたのですが、時間がない中無理やりまとめた感も否めず、率直に言って気に入ってないのでそれはここでは公開しません。どうだ~い、恣意的だろ~?(くまだまさし風)

次の更新はコラムの添削が手元にあるのでさっさとやれると思います。数日中にあげます。

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