恋愛とは何か?
せっかくだからもう少し恋愛の話を掘り下げてもいいかなって思ってるんですが。
でも怖いですよね、ほんと。大した話じゃないって思っても、段々段々あの人が私を好きじゃないって事実が絶望に感じられてくるんです。絶望って何よ?別に何も実害は発生してないのに。だってそうでしょ。別にあの人が私を好きじゃなくたってなんの困る事がある?でもその手の届かなさが絶望になる。じゃあ幸せだったらいいのかと言えば逆もそうなんだよね。仮に付き合えるようになって喜んだってそこには何の価値も発生してない。
良くも悪くもどうでもいい事がどうでもよくなくなる魔法、それが恋愛なのねえ。嫌だわ、もう。
恋愛感情による執着ってなんなんだろう?ほんと不思議。別にあの人がいてもいなくても私の人生にはさしたる影響はないはずなんだよ?でもそれと私の感情がまったく一致しないわけ。私はあの人が「彼氏」という存在として隣にいることを強く望んでいるわけだよねえ。なぜ?まあおそらくそういう理由をあれこれ考える事も無粋なのでしょうけどね。恋愛は理屈じゃないなんて言葉もよく聞くしさ。
でもだからって、そうと分かったからって、何も考えず理不尽な恋愛感情に身を任せる事がいいの?なんだか分からないからこそ、理屈じゃないからこそ、私はそれを見て考えて理性で理解しようと思うわけ。そういうあがきって必要じゃない?馬鹿みたいに好き好き言っててもしょうがないじゃない。
恋愛感情なんて不必要な孤独を生むだけなんじゃないのか?私なんてその典型的な例ですよ。私は一人が好き。一人が寂しいなんて思わない。でも恋愛はその私の生き方さえも奪う。壊す。一人が寂しくなると私の生き方は途端に不安定になるのです。恋愛感情はそういう普通の判断ができなくなる。自分にとってそこまで必要とは思えない人間にこうも執着した挙句、一人の時間は快適じゃなくなるわ、色んな事は手につかなくなるわ…。
しかもですよ、そんな思いをしてまでしているこの恋愛ですが、私はこの先万が一恋愛が成就したとしたって、それが私にとってプラスなのか?という疑問まで払拭できずにいるのです。恋愛で幸せになることって「いい」の?そりゃあ主観で言えばこれ以上の幸せはないと思う。それこそそんなものは理屈じゃなくて、そうなったら嬉しいだろうな、というのは容易に想像できる事です。でもそれって価値ある?と。自分の好きな対象と付き合うというゴールはもしかして限りなく無価値なんじゃないか?恋愛における幸せなんて何の意味もないんじゃないの?
これは無価値上等じゃねえかというニヒリズム的な開き直りとは一見対立するんですけどね。普段の私の論調なら、超越的な価値など何もなく、存在するのは自分にとっての快不快のみであるから、私は価値が無ければ無いほどその対象に魅力を感じるという自分の特性を生かして、自分の感情の赴くまま無価値な快楽をむさぼっていればいい、と。でも私はそれと同時に主観などというくだらないものを至高のものとし、それが満たされる事は無根拠にいいに決まってるみたいな思考停止も嫌悪してるわけ。それはそれで下品。
私にとって恋愛はその後者、下品なものとして映らないでもない。自分がよきゃあいいのかよ。ニヒリズムは自分の感情にすら価値を見出してはいけないんです。何もかもが無価値、ということは自分が幸せだったからって「それが何?」と思ってないと。
まあ実際付き合えるなんて事になったらそんな理性なんて吹っ飛んで理不尽な幸せに身も心も委ねてしまう事は目に見えてるんですけどね、でも色々とちゃんと考える事は必要かな、と思って冷めた目線で自らを蔑んでいるわけです。
幸せになりたいという欲求と、それが本当に幸せか?という問いと、てかお前の幸せに価値あんの?という根源的な疑義と。やっぱりぃ~頭のいい人間が恋愛するとぉ~ただ付き合いたいとかセックスしたいとかじゃ済まないんだよ。そういうことってあるよね?ね。
恋愛って難しいテーマだな。愚かしいものではあると思うけど、こうやって書いてみるとなかなか考察には値するテーマかもしれません。なんかね、あれに似てる。病気に関する研究をしている医者が最終的には自分もその病気に罹っちゃって、今まで研究の対象として軽く見下してた病魔に自分も犯されるのね。そしてついには自嘲を含みながらどんどん蝕まれてゆく自分の体も研究対象として扱っちゃう、みたいな。「あれ」とか言う割には具体的な対象ではないんですが。なんか映画にありそう。
というわけで、私は恋愛という愚かしいものに躓いてコケてしまった自分を直視し、「で、どうする?」ということに向き合っていきたいんです。でもここまで理論的に恋愛を語ったのは初めてかなあ。昔の記事なんて目も当てられないし。恋愛感情という主観を飛び出せば少しは読めたものになるって事かな?これからはあまり恥ずかしがらず恋愛についても語っていこうかしら。
| 固定リンク | コメント (11) | トラックバック (0)


最近のコメント