2009年8月30日 (日)

政治コラム&選挙について

ちょっとまたしばらくコメント欄や記事の更新が滞ってしまいましたが、それは前の記事で触れた通信講座の提出期限に追い回されていたから。月末締切なのに27日から始めるという。まあそういうやらなきゃいけない重みでいろいろ滞ってたわけです。とりあえず前回提出したものが返ってきたので載せときます。

今回の選挙日程に至るまでの麻生総理や自民党の迷走ぶりは確かにひどいものでしたが、この間の報道による批判も「麻生たたき」というよりはさしずめ「麻生からかい」のようで、大変見苦しいものでした。

総理が発言する前から「中堅議員」や「党幹部」による情報が洪水のようにあふれ、散々大騒ぎした挙句「断念、失敗、やっぱりダメだ麻生太郎」の大合唱。役員人事問題などで麻生総理が指導力を欠いたのは事実としても「そんなことをやっている場合か」と批判すべきところで、一緒になって不人気総理をからかって遊んでいるようでは、批判する方も資質を問われます。

自民党の「麻生おろし」の動きについても、無節操と断じるのは簡単ですが、あの自民党議員たちに「人気者を担げば選挙に勝てる」と思わせたのは、実はメディアも含めた私たち自身だったのではないでしょうか。

2005年当時、小泉首相が郵政民営化に賛成か反対か、と民意に訴えた時、熱烈な支持によってそれに応えた事実がある。他の政策の評価もそこそこに、自民党を圧勝に導いた過去がある。それこそが今の政治的堕落の大きな要因であると思います。

今の麻生総理に対する批判はその小泉ブームを裏返しただけのように見えます。それが民主党への猛烈な追い風となっている。しかしメディアやその影響を受ける世論の「風」によって選挙の大勢が決まるような状況はもうやめにしなければなりません。私たち自身が過去の過ちから学び、何かを変えてくれそうな人間ではなく、確実に今の政治を変える力を持った政治家を選び出さなければならない。

政治家は私たちの社会を映し出す鏡のようなもの。彼らの醜態を自らの責任と切り離して論じることはできません。選挙を控えて色めき立つのも分かりますが、投票日までの約1か月は民主圧勝の助走期間ではなく、本気で各党の政策を問う期間とするべきです。

私が出した文章はこんな感じです。いつもの毒舌を排して「真面目に」書いてみました。気になる評価のほうは…。

言いたいことをきちんとした文章で表現することができています。ですます調はともすると冗長で不自然なものになってしまいがちですが、今回はうまく処理されています。構成について、前半のメディア批判は説得力がありますが、後半はやや舌足らずになってしまったようです。後半部分にもう少しスペースを割いて文章化してもよかったかもしれません。

ま、かいつまんで言うとこんな感じです。確かに後半部分は800字の縛りで帳尻合わせのようになってしまった自覚はある。800字ってここで普段書いてる量を考えるとものすごく少ないんですよね。

でもまあ初回としては順調ではないかと。今月は裁判員制度について書きました。率直にいえば「こんな民度の低い国で裁判員も糞もあったもんじゃねえ」となるんですが、そこは冷静に制度の問題点を書かせていただきました。これも来月末に返ってきたら公開します。なんかブログのネタがこれだけになっていきそうな気がするのはきっと気のせいだと思います。

さて今日は4年に一度の総選挙の日。私はまだこれからです。ぎりぎりまで世の中から忘れ去られている裁判官の国民審査のための情報を集めています。メディアが国民審査のための情報を一切提供する気がないのはなぜなんでしょうね。ネットで調べたって判例などが分かりやすくデータベース化されたものがあるわけでもないし、一人ひとりしらみつぶしに自分で探すしかない。

まあ普段からちゃんと最高裁の判決に注意を払えってことなんだろうけどさ。最高裁判所裁判官の名前ぐらい全員そらで言えるぐらいじゃないとだめなんだろうけどさ。今後4年間はだれを罷免するかについて日々もっと真剣に考えたいと思います。今回はとりあえず9人中5人の罷免理由を見つけたところで時間切れでしょうか。

それでまあ政治家を選ぶ選挙のほうですが、今回は民主党系の候補に入れようかと思っています。民主党を支持しているわけでも今回の追い風に乗っかるわけでもないのですが、うちの選挙区からは民主党にしてはいい人が出ているので…。ただよりまし論はいつも良心が痛みます。「所詮は民主党だぞ、小沢がいる党じゃないか」という声が聞こえてくる…。でも選挙は候補者を見て選ぶものだし、比例は遠慮なく共産党に入れるつもりだし。

自分が票を入れた人が国政にいるという事実も大事だし、今後の行動をきちっと監視していくということで自分を納得させます。

それでは、今日の選挙について近いうちに書けたら書きます。

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2009年6月 7日 (日)

民主党代表選

今回は久々に政治ネタを。やや時間が経ってしまって熱が冷めつつはあるんですが、民主党の代表選とかについてつらつらと。

民主党の代表は鳩山氏になりましたが、私も大多数の例に漏れず「岡田の方がよかった~」と思いました。

まあ小沢氏が辞めた段階では民主党の代表が誰になるかなんてことにはこれっぽっちの関心もなかったので、そんなものはさっさと内輪で決めちゃって政治をちゃんとやって欲しいと思ってたんですが、これがテレビなんかを見てると岡田氏が意外といいこと言ってたんです。

例えば官僚に対してなんですが、「官僚の人達だって最初は国民のため、日本のために仕事がしたいという思いで入ってきたはずで、そういう初心を思い出させるような政治をやらなきゃいけない、叩くだけでは駄目なんだ」というようなことを言ってました。

最近は何でも悪者を作ってそれを叩いてさえいればいい、みたいな風潮がマスコミの腐敗とも相俟ってかなり強いわけですが、そういう中でのこの発言に冷静さを感じたのです。政治は特にですが、物事は是々非々です。いいものはいいし、悪いものは悪い。善はこれ、悪はこれ、とおおざっぱに二分して騒ぐのは世論やマスコミに対して受けはいいんでしょうけど、それは結果的に必要なものまで削ってしまったり、無駄を蔓延らせてしまうことに繋がる。小泉改革なんてのがその典型。

その点、鳩山氏は浮ついている印象。今回の代表選の期間中も国民の感情に訴えかけるような抽象的な話が多かったし、今までも常に隙あらば馬鹿な大衆を味方につけて民主党を浮揚させようという態度が見え隠れしてたし。大体世論なんて汚いものです。ちょっとでもケチがついた人間は集団リンチ、なにやら格好がいいものは是非もなく持て囃す。そんなものにふらふら付いて回ってるようじゃ駄目なんです。

「友愛」だか何だか知らないけどさあ、政治家が愛を語るんじゃねえ、政策を語れ!と私は思うわけです。大体私はそういう選挙時の情動みたいなものが大嫌い。集団熱狂(発狂じゃねえかとも思う)的な翼賛世論になってくれるのを…隙あらば狙って待ってるんでしょ。「何をどう」が抜けたまま「変える、変える」と喚き散らすパフォーマンスはもうウンザリ。国民が馬鹿だからって諦めて雰囲気でなんとかしようとするのはやめて欲しいよね。

それと、そもそも代表選自体、議論がものすごく低調でした。これは日本人の、議論を戦わせることと相手の人格を否定することとは別、ということを理解できない国民性にも由来するのかもしれませんが、政治家としては情けない話です。「政策を一緒に作ってきた仲間ですからそれほど違いはないわけですが」とか、「敵はお互いというよりは自公政権ですから、政権交代に向けて全員野球で」とか、そんなのは選挙が終わってから言うことでしょ?

お互い代表選に立候補したからには自分でなければならない理由、相手候補との違いをしっかり表明しなければならないはずなのに、それはなされなかった。選挙ではガチンコでやりあっても、終われば挙党一致で政権交代だ、という洒然とした対応がとれる人間が民主党には少ないのね。その点では岡田氏も歯切れが悪かった。政権交代という目標のために挙党一致でいきたいというのも分かるけど、そんなことなら代表選なんてやる必要がなかった。

マスコミは代表が鳩山氏に決まってからというもの、やたらと「岡田さんが代表だった方が選挙で有利だったのに」みたいなことを言っています。それを民主党の人間が言うなら分かるけど、あんたらマスコミが言うのは違うだろ、と思うのは私だけ?代表というのは選挙に強いか否か、支持率が高いか否かだけで決めるものなのでしょうか?そこはやはり政策や政治家としての資質などを総合的に判断して代表にふさわしい人間をきちんと選び、国民に理解を求めていくというのが普通でしょう。

それをマスコミ自体が政治の質を落とすような、国民受けがいい奴を選んで雰囲気で選挙に勝てばいい、というようなことを言うのはもってのほかです。岡田氏と比べて鳩山氏に明らかな瑕疵があるならともかく、ただ単に小沢氏に近かった、国民の支持が岡田氏より下、というだけで鳩山氏を代表に選んだことに対する批判を繰り返すならそれは見当違いというものでしょう。

やたらと「民主党は変わったか」という質問を街頭インタビューにかけて「鳩山さんじゃ何も変わらないわ」みたいな回答を引き出していたのも気になる。そもそもだれがいつ「民主党を変える」と言ったのか?誰も言ってない。民主党の人間は「政権を変える」と言っているのです。挙党一致で政権交代だ、と。西松の問題では小沢氏の説明責任は認めるものの、検察の捜査に問題があったというのが民主党の姿勢なんだから、「小沢色」を必要以上に消すのは矛盾になってしまう。

マスコミの検察リーク垂れ流し報道でケチがついたから違うものがみたい、という国民の馬鹿欲求にいちいち答えていかなければならないのでしょうか?別にそんなものにとりあう必要はないでしょう。

選挙期間が短かったのも私はよかったと思います。福田が総理を辞めてさあ総裁選だとなった時、自民党が5人も候補者を立ててだらだら時間を割いたのを見て私は腐ってんな、と思いました。そんなことでテレビを占拠して、しかもそれで思惑通り支持率が上がるというのがまた腹立たしかった。雛鳥の刷り込みじゃあるまいし…、この国の人間はテレビで見た人間をそのまま好きになるのか?いい加減にしろっつーの。

同じ党にいて行動を共にしてればある程度はその人間の政策や政治家としての資質は分かるでしょう。判断材料はそろってるんだから、今回のように5日もあればふさわしい人間を選ぶことは十分にできる。それも含めて、今回の民主党の対応は現実的でよかったと思う。まあだから私が今後民主党を支持するかといえばそれは全く別の問題だけどね。

最後に、鳩山代表は自民党からも「具体性がない」と突っ込まれるような「友愛」なんて概念はもう口に出さない方がいいと思うね。大体私は愛だのなんだの抜かす奴は嫌いだ。その点やっぱし岡田の方が仏頂面でグー。

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2008年11月15日 (土)

定額給付金

所得制限をするだのしないだのごちゃごちゃした挙句、後は地方で決めてくださいってそりゃないだろ。誰にどれだけのお金を配るのかなんて制度の根幹に関わる話でしょ?しかもいつ実施されるかも分からないなんて…もう滅茶苦茶。経済を刺激するとか、弱者救済とか目的自体もぐらいついてるし、要はそんなの全部後付けで、金が配りたいだけなんでしょ、選挙前に。

国民の血税がそんな票買いに使われるなんて…。でもただ金を配るだけの事であれだけ迷走するってのもみっともないというか馬鹿というか。とりあえず経済効果はあると言い張って全員に配っちゃえばもっと印象もよかったろうに。高額所得者には辞退を促すなんて与謝野や小沢の言うとおり制度じゃないよね。他人任せ、地方任せの無責任政治。金を配るという事だけが先に決まっていて、後は決めるべき事をな~んにも決めないで「地方分権」なんて聞いて呆れる。

即効性がどうとかいって法律の要らない、事務手続きも煩雑でないとされる全世帯給付にしたわりには実施が来春以降というのも鈍くさいよね、やることが。こんなんじゃ「選挙効果」も見込めないとか最初から選挙目当てだったことを正直に言っちゃう奴まで出てくるし。

たった一回の1万2千円じゃ生活なんてよくならないんじゃないか。規制緩和、弱肉強食の新自由主義改革の方向性を改める事こそがセーフティーネットを復活させる道なのであり、社会保障費を年間2200億円削るのをやめるとか、派遣を製造業にまで拡大したのを戻すとか、そういう方針転換がなされないのでは給付金なんてまやかしに過ぎない。

選挙前の自民党ってのはこうも節操がないのね。世論やマスコミに言われるがままコロコロコロコロ言うこと変えてさ、後期高齢者医療制度だってそうですよ。あれだけ正しいと言い張ってた制度なのに、外添がフライングで「年齢区分の撤廃」とか言っちゃって、他の奴が「制度の見直しではない」とかフォローに駆けずり回る有様。政治家の発言の重さってのは一体どうなってるんだ。選挙前のご機嫌とりで右顧左眄してるようじゃ政権政党としての資質を問われるよ、本当に。

したり顔で野党に「話し合い」だの「政局にしない」だの言い出すのもやめてもらいたい。都合が悪くなったら話し合い話し合いってさ、強行採決を連発してきたのはどっちだよ!野党の指摘に対して強弁してきたのは誰?まずは自分達が間違ってました、すみませんでした、から始めるのが筋でしょ?

なにかっていうと話し合いをすっ飛ばして衆院の三分の二の再議決ばっかり気にするし、衆参両方持ってたときの尊大さがちっとも改まってない。いい加減政権の座から引きずり下ろしたいよね。小泉もいなくなって自民逆風と言われてる今だし、解散が延びれば私の選挙権も間に合うし。

打倒自民を胸に今日も勉学に励みます。

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2008年10月 3日 (金)

小物、橋下徹について

広島地裁が橋下知事に800万円の損害賠償の支払いを命じた。って当然だよね。正当な弁護をしている人達の主張を何の根拠もなく荒唐無稽と決め付けた上、懲戒請求を煽って辞めさせようとするなんて。悪質な妨害行為以外のなにものでもない。同じ弁護士をやってる人間のすることとは思えんね。信じられない。

それで、どんな逃げ口上をのたまうのか?自分のやったことが間違いだとは思っていないとか言って居直るのか?と刮目してたらば、あっさり「申し訳ありませんでした」と。自分のやったことが違法行為であったとすんなり認めたのです。なんだそんなもんか、あれだけ非常識極まりない事を偉そうに撒き散らしてたわりに法律にはあっさり従うわけね、と思ってたら控訴するとか抜かしやがる。

はあ?なんですか?申し訳ありませんでした、はい控訴ってわけ?そんな話、筋が通らない。その時点であの「申し訳ありませんでした」は心にもなかったと言ってるのと同じじゃない。誠意の欠片も感じられない。

今回のこのような態度はあの男の小物っぷりを如実に表しているのです。本当に自分のやってることが間違ってないと思うなら謝罪なんてせずに堂々と控訴すればいい。でもそれをやってこの先も高裁、最高裁とまた敗訴してしまったら自分が困るわけですよね。だからとりあえず謝っといて傷口を広げないようにしつつ「日本は三審制ですから」なんてたわ言を抜かして「もしかしたら自分の主張が認められるかもしれないし?」ぐらいの中途半端な根性で控訴しているのです。小物!ザ・小物!こんな奴が知事なんて大阪は腐ってる!…まあ東京も人のことは言えないからこの件に関しては黙りますが。

潔く自分の間違いを認めるのは嫌、かといって「俺は間違ってない!」と自分の主張を貫き通す度胸もない。なんとなく謝ってなんとなく「まあ他の方の意見も聞いて見ましょう」レベルの気持ちでの控訴。久々に本当に腹が立ちました。はっきり言ってこんな男が子供を5人も6人もつくっているのはこの社会にとって害悪です。本当にやめていただきたい。

私は光市の事件に関して以前こんな記事を書いています。あまりうまく書けているとは思いませんが、要するにこの間の広島高裁の差し戻し控訴審では弁護団が地道に積み上げた物的証拠は全て無視され、検察側のめちゃくちゃな事実認定がそのまま採用され不当に重い死刑という判決が下されてしまったというのが私の考えで、そのような事が書いてあります。

この事件に対するマスコミの報道の仕方も本当にひどかった。BPOが「巨大なる凡庸」と形容するのも頷けます。ぜひリンクをたどってBPOの委員会決定を全文読んでみてください。非常に優れたテレビ批判だと思います。

私は自分なりに色々な情報に触れて考えた結果として、元少年の供述やそれを信じ物的証拠によってそれを証明しようとしている弁護団の主張が荒唐無稽だとか、死刑廃止のための詭弁だとか謀略だとか、そんなこととても思えません。

ドラえもん発言や死姦は生き返らせるための儀式だったなどの発言が世間的にどう思われるかという事は弁護団の方達も分かってたはずです。それでも元少年にとっての真実を重視し、その真実に見合った刑罰を受けさせようとした弁護団の方たちの行動は尊敬に値します。

世間の反発を招かない形で検察のストーリーを丸呑みしてその上でできる限り罪を軽くしようという戦略だって充分成立し得たはずです。でも安田さんを始めとする弁護団の方たちは少年の真実にこだわった。これは凄いことだと私は思います。弁護団の方たちはむしろ裁判に対する戦略や駆け引きなんて排しているのです。

そういう素晴らしい弁護士が悪魔のように言われる国ってなんなんでしょうね。こうして今日もまたこの国が嫌いになる。

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2008年3月 1日 (土)

民意に対する侮辱

最近の更新頻度の落ち込みはちょっとあれですね。先月の記事なんて2つだけですもんね。しかも気がつけば身の回りのしょうもない話ばっかりでどんどん思想信条的な社会派ブログから遠のいてるような。どうも書きいい題材が見付からないのです。何でもいいから書き始めちゃえばいいのかなあ。

その流れで久しぶりに政治ネタでもと思うんですが、あの自民党の態度は一体なんなのでしょう。いかにして話し合いを回避し自分達の思うように進めるか、という事しか頭にない。先日のつなぎ法案しかり今回の強行採決もしかり、一体民意というものを何だと心得ているのか。支持率も低いくせに直近の民意を形骸化させる事に関しては本当に寸毫の迷いもないようです。採決をしようとしまいと結局再可決か自動成立だと分かっていて話し合いも何もあったもんじゃないというのは誰だって思う事でしょう。

曲がりなりにもあの議長斡旋案を飲んだという事は、党利党略によらない理性的な議論を参院できっちりやりましょうという合意だったはずですが、その参院での議論をまったく無意味なものにしてしまうような今回の強行採決はやはりどう考えても問題ありです。つなぎ法案もまったくセンスの欠片もない醜悪なものでしたが、その結果参院での議論の形骸化が問題になり、参院が一定の結論を出す代わりに法案は取り下げましょうという事になったのに、ここに来てまた同じことの繰り返しじゃあ何のための法案取り下げだったのか分からない。

少なくともこの間の選挙では民主党が勝ち直近の民意は現在参院にあるわけで、政権云々の話は衆院だというのはあるにしても、とにかく自民党は現在支持されていないのです。だとすれば今現在の民意の象徴である野党の意見を尊重し誠心誠意議論を尽くす、そのための審議時間を確保するというのは当たり前の事だと思うわけです。それをみょうちくりんな奇策ばかり用い、野党の頭越しに話を進めることばかりに腐心しているようではてんで駄目なんですよ。

選挙で負けても結局やっている事は何も変わってない。ねじれ国会は野党と与党が対等な立場で議論できるいい機会なのに、自民党の手法は両院で多数を占めていた時と何も変わらない。選挙結果を真摯に受け止めるなんて口先だけもいいところで、自分達の政策の無謬性を信じて疑わない傲慢さも、野党を話の分からない党利党略集団と決めつけ話し合いのための努力をさぼる怠慢も少しも改まらない。

野党第一党の民主党に対してそういう扱いをするということは、間接的に民意そのものを侮辱することだということになぜ思いが至らないのか。それは結局今の民意に影響力、重みってやつがないからです。選挙なんて所詮個人の高感度とマスコミが作った風で全て説明がついてしまう。自民党のやつらには所詮お前らは風で勝っただけだろうという民主党に対する驕りがある。民主党がバカにされること自体は私は一向に構いませんが、それは結局あの選挙の時民主党に入れた人達そのものが馬鹿にされ嘲られているということに直結するわけで、その民意のバカにされっぷりが私は悔しくて仕方がないのです。

自民党にあの参議院選挙の時国民は政策を見て民主党を選んだんだという認識があれば、あそこまで民主党を馬鹿にして参院での議論を形骸化させながら物事をポンポン進められるはずがない。あの選挙の時は年金記録問題があったから、閣僚の失言があったからで逃げれてしまう。自らの政策を省みる必要なんてないのです。なぜなら民意なんていうものは結局操作の対象としか見られておらず、自分達の政策やイデオロギーをどう発信しどうやって自分達に投票さすかという事には熱心でも、今現在の国民の政治に対する要望を吸い上げるということに関してはまったく無頓着だからです。これは民主党にも半分ぐらいは言えることですが。

しかし民意というものはそんな軽々しいものであってはならないはずです。なぜついこの間の選挙であそこまでの大差をつけて勝った民主党が国会審議の主導権を取れないのか。衆院では確かに与党が過半数を握っていますが、上述のように国民自身に私達は政策で民主党を選んだんだという意思があれば、その自分達が選んだ民主党と選ばなかった自民党とがどのような議論を経て政治を運営していくのかということをきちんと監視していれば、衆院だってその力で統制できるだろうと思うのです。この国会審議を国民は見ている。この間の選挙で勝った民主党を軽率には扱えないな。そういう当たり前の発想がなぜ生まれないのか。何度でも言いますがそれは国民自身が馬鹿にされていること以外のなにものでもありません。

私は民主党だって信用してないし民主党なんてどうなろうと知ったことじゃない。でもこの間の参議院選挙で民主党に入れた人達は一体何をやっているのかと思うわけです。自分達の力で参院であれだけの数を持たせ、やっと自民党と少しは肩を並べられる所まで来たかという所で、せっかくの民意の結果である参院での議論を形骸化させるようなつなぎ法案を出され、そういう予算案の通し方をされる。こういう時に怒り狂わなければいつ怒り狂うのでしょう。

入れたら入れっぱなし、次の選挙も風任せ。そんなんだからサミットも終わって総選挙って頃になればこんな強行採決のことなんか忘れてるだろう、となめられる。選挙の前しか相手にされない民意に成り下がってしまっているのです。そしてそれはもう少し範囲を拡大すればあの選挙に行かなかった人達も選挙権がない人達も他の政党に入れた人達もすべて、日本国民全員が政治家になめられているということなのです。そこには当然私も含まれてる。だから悔しいのです。腹立たしいのです。だれも与党の箍を締められない。選挙で勝ったのに。

これはもう政権を変えるしかないな、と思っても私は民主党には絶対入れないから、しばらくは一人二人のレベルでの党勢の拡大に一喜一憂する事になるでしょう。2大政党制なんてくそくらえです。私が悩むのは自民党か民主党かではなく共産党か社民党かです。よりまし論で民主党に入れれば私の思想が腐りますし、それに何より数の力の前に屈するのは私の人生の意義を潰すことにもなります。だから私は少数党を支持するんだ、という話はまったく関係なかったですね。

なんにしろ私にはまだ知識が足りません。政治をより深く批評するにはこの程度の知識じゃ話にならない。課題は山積している。日々精進したいと思います。それでは。

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2007年11月 6日 (火)

政治とか

またちょいと長い期間ほったらかしてしまいました。2週間近くになりますか。私も忘れているわけではないんですよ。一日が終わるたびに「ああ今日もブログを更新しなかったなあ」と思ってはいるのです。でもなんか時間が空けば空くほど更新しづらくなっていくというか。これといったテーマはないけど何か書こう、というのが苦手なんですね。自分の書こうとする事が陳腐に感じられてきて、こうやって自分で陳腐だと言っている事自体も陳腐に思えてきて、どんどんその元をたどっていくともう恥を晒したくないという所に行き着く。何も書きたくなくなるのです。

とここまで書いて早くも息切れ。ネタがない時はほんとにないですね。そもそも週のほとんどを家で過ごし親以外の人間とはほとんど口も利かないという状況で今まで1年間更新を続けてこれた方が不思議じゃないですか。私の内的空間がどれだけ広いかという事を端的に表していると思いませんか?ああ思いませんか。そうですか。

まあとにかく外的刺激がない割には更新できてる方だって事です。そうなんです。今色々と勉学に励んでいる最中ですから、もう少し経てばまたそれなりの頻度で更新できるようになるかな、とは思っているんですが。

さて、今小沢さんが民主党の代表を辞めるの辞めないのと話題になっていますね。私自身は小沢さんにも民主党にもたいした期待は寄せていないのでそのゴタゴタ自体には何の関心もありませんが、やはり今巷で言われているように、密室での談合で連立を組むだの組まないだのというのはやはり問題です。政治家というのは所詮は数で勝っていないと必要な法案一つ通せないような存在なのでしょうか。数で押し切れなくなるやとたんに行き詰まり相手に抱きつき連立だなんだと。結局は数で勝っているからといって野党に対して十分な説明責任を果たしてこなかったツケがここで出ているのではないでしょうか。

連立を推進しようとしている人からは自分達の為す政治が絶対的に正しく、それを遂行するためには数で優位に立たなければならない、という驕りが感じられます。相手の意見に真摯に耳を傾け、国民のために真に必要な政策は何か、という事を考える気がそもそもない。俺のやってる事が一番正しいんだ、それが国民のためなんだ、国のためなんだ、という独りよがりな政治、それが行き着くところが連立などという先の参院選の民意を無視したものなのではないでしょうか。

ここからは私の勝手な民主党への希望なんですが、もう小沢さんの事は切っちゃえばいいんじゃないかと。一人で勝手に連立の協議に耳を貸し、それに反対されたからといって民主党は選挙で勝てないとまで言い放ち代表を辞めるという。そんな勝手な人はもう引きとめずについて行きたい奴にはついて行かせて、民主党は本来の(っていうほど知らないけど)民主党としてやり直した方が気分としてはスッキリする。でもそれはやはり結果として自民党を利する事になってしまうのでしょうか。

私はよく分かりませんがあそこまで必死になって慰留するのはやはり小沢さんが参院から何人か引きつれ党を割り自民党と連立、結果民主党が参院の第一党でなくなる、というのを恐れての事なのでしょうか?それとも小沢さんを党首に据えた上での政権奪取をまだ本気で目指しているのでしょうか。一度こういうゴタゴタが表面化してしまっては難しいと思うんですけどね。

まあなんにしても今の状況は自民と民主が入れ替わり立ち替わりマスコミを独占し国会審議を停滞させ、という事ですから、二大政党制を担うどちらもろくなもんじゃないって事です。こういう時に社民党、共産党に頑張って欲しい。

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2007年7月31日 (火)

政治と小嶋よしおのコラボ

参院戦は民主圧勝ということで。自民党が勝つよりはずっといいですが、こういう自民逆風の時に社民、共産が伸びないっていうのはなかなか厳しいですね。民主ったって、憲法しかり教育しかり、自民党と大差ないような部分が山ほどある。今回の勢いのまま民主だけが躍進して政権を取るような事になれば、それはそれで自民と大差なくなっていくのではないか、と。

そもそも自民と民主をとっかえひっかえしてみた所で、根本的なところは変わらない思うんですよ。だから社民、共産の議席を増やして、民主に影響力を行使しうる勢力、ブレーキをかけうる勢力を確保しなければ、私は危なっかしくて見てられない。

今回のように2大政党制の流ればかりが強まっていく事には危機感を覚えます。選挙特番にしたって中盤に差し掛かるまで自民、公明と民主の事ばかりで、社民、共産、その他の野党に関しては一切報じなかった。ああいうのはちょっと私はどうかと思うのですが。

なーんてえらそうに書いてみましたが、今回は私が政治にもアンテナを張り始めて初の全国区選挙です。ある意味安倍さんと同じ、というわけで、正直まだ大したことは分かっていないので、次の選挙の時はもっと書けるようになるのが目標。

ま、今日は次の話題に行きますが、あれです。小嶋よしおっているでしょ。選挙の話をした後にあの人の話をするのもなんですが、私はあの芸風は好きですねー。

といっても最初に見たのは笑金の最終回で、その時は色んな奴がいるなあ、ぐらいにしか思ってなかったんですが、その後何回か見るうちにすっかりとりこに。さっきもレッドカーペットに出てましたが(前回あれだけ口汚くけなしておきながら結局見てしまった。今回は中笑いすら出ず前よりひどくなってましたけども。)やっぱりいいですね。

なんだか意外と人気があるようですが、ああいう売れ方は悲しいかな、やっぱり消えゆく運命でしょうか。まあそんな事は本人が一番よく分かっている事でしょうけども。でも私は基本的に一度好きになった芸人はブームが去っても見捨てません。ヒロシだって嫌いな旅番組を我慢して見るぐらい未だに好きですし、ほんとに好きなら世の中のブームなんて関係ないもんです。

オッパッピーがオーシャンパシフィックピースの略であるということのどうでもよさもなかなかいいと思う。それを知った所で誰も何にも得しない、そのどうでもよさがすてき。

とりあえず今は小嶋よしおのファンです。ブームに乗っかるようで申し訳ないのですが。ま、そんなの関係ねえ!ということで頑張っていただきたいわ。じみーに応援してますから。

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2007年4月 9日 (月)

現職石原再選に涙

石原が勝ってしまった。石原が。あの石原が。ああもういやあ。

もっと僅差ならまだ分かるけど、勝ってる地域が一つもないじゃん。もう信じらんない。こんな大差で負けるなんて。ああそうですよね、日本ってそういう国ですよね、忘れてました。

その理由も、もっと政策とかオリンピックが見たいとかなら分かるけど、なんと今回都知事選に投票した人の約3割は人柄で候補者を選んでいて、しかもその3割の人が誰に投票したかというと、多くの人が石原に入れたというのだ。

はあ?いやこれは何かの間違いに違いない、そんなバカな。あの石原がひひひ、人柄!?人柄で評価されたというのか。ふっ、そりゃあこの私、この日本で浮いてるわけだわ。あんな人の人柄が評価される世の中なんだからね。結局世の中の多数派の人間はよって集まってるから弱者じゃないのだ。だから石原の暴言も自分に言われているとは思わないし、傷つきもしない。

でも言われた側の弱者があの人の言葉でどれだけ傷つけられているか考えた事があるだろうか。私はまだ勉強不足で本当に恥ずかしいけれど、都政の事はよく分からない。でも、そういう弱者を踏みにじるような発言を平気でするような人に福祉は絶対にできないし、そういう人に自分の住んでいる東京を扱って欲しくない。

ああいう人が人柄で選ばれる国、日本。こんな国大っ嫌い。あんまりこんな現実を見せつけるんだったら、もう次は外山に入れちゃうぞ。傾倒しちゃうぞ。いいのかよ。選挙は多数派の祭りに過ぎない、少数派には選挙なんて関係ない、選挙じゃ何も変わらない。あの人の言っている事もあながち間違ってはいないのかもしれない。

我々少数派にとって生きづらい世の中が創られようとしてるとか、私はもう少数派に対する迫害に我慢ならないとか、おっ、と思うこと言ってんだよね。外山恒一がどういう人なのか興味がある。どれぐらい票取るのか気になって結構見入っちゃったし。とりあえず近いうちにあの人が出してる本を読んでみたいと思ってます。

それはさておき、今日はほんとに嫌な日でした。もうちょっと競ってくれると思ったんだけどなー。少数派の道は険しい。でも私は20歳になったら諦めずに選挙に行こうと思う。少数派が頑張って選挙に行くからこそ、社民党や共産党は議席を確保できてるんだしね。

これからもっと色んな事を勉強して、安部内閣や石原都政の問題点を指摘しまくってやる。私は諦めません。絶対に。

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2007年3月16日 (金)

都知事選テレビ討論

今日は報道ステーション、ニュース23と続けて都知事選候補者の討論を見てました。で、今回思ったのは各候補者がどうのというのももちろんあるんですが、それよりなにより古館伊知郎と筑紫哲也の決定的な違いというものを強く感じました。もう比べ物にならないって感じ。私は断然筑紫さん派です。

放送時間数的には双方さほど変わらないはずなんですが、なんというか古館氏の方は見てると常に追い立てられてる感じがする。なんか気が休まらないというか、煽り立てる感じで、落ち着きません。

その点筑紫さんの方は限られた時間でやってるという事を忘れさせてくれるぐらいゆったりとした雰囲気。石原都知事に対するいなし方もさすがって感じだったし。格好よかったですよ、あれは。多事争論で言っている事にもいつも共感することしきりだし、すごい人だなあ、と思います。優しい感じの人なんだけど、言う時は正論をビシッと言うんだよね。正義感が空振ってる古館伊知郎氏とは大違い。

各候補者については、うーん、どうなんでしょう。私自身まだ知識があまりないもんで、誰が言っている事が本当に正しいのか、という事を正確に判断する材料が無いのですが、石原都知事はだいぶ苦しい感じでしたね。交際費について、どこで誰と会うのかハッキリさせておかなければならないと私も思っていたとか、なんか言い訳も後手後手に回っていていつもの傲慢さがやや減退。

オリンピック招致の話では大きい夢が見たいだの何だの言ってましたが、そんな夢はあんた一人で見ててくれと思ったのは私だけなんでしょうか。まああんな派手好きな祭り事大好き人間に、それをやめて福祉に回せってのも無理ってもんか。大体あんなに福祉とか支援とかいう言葉が似合わない人も他にいないと思いますよ。弱者切り捨ての最たる人物ですからね。ほんと嫌い。さっさと落ちてくれればいいのに。

でも最後の方の筑紫さんの追及は面白かったですねー。三国者発言で訴訟も起きてますがってやつ。最後の方にドカッと持ってきたのはわざとなんでしょうか。

私はまだ選挙権ないんでどうしようもないんですが、石原都知事の落選を祈ってます。丸山弁護士も出なかったことだし、可能性はありますよね。なんとか浅野さんに頑張って欲しい。共産党の吉田さんも悪くないんだけど、やっぱり石原都政を変えるという事が至上目標ですから、ここは一番票を取りそうな浅野さんかな、と。応援してます。

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